2018年6月30日(土)日本経済新聞 春秋
「引き分け以上で決勝トーナメント進出」。上げ潮に乗るチームにこんな前宣伝が効きすぎたのか、それとも酷暑のせいか。サッカーのワールドカップ(W杯)の日本代表はポーランドに惜敗したものの、薄氷のベスト16進出を遂げた。短(みじか)夜(よ)の熱狂はまだ続きそうである。
同じH組のセネガルと勝ち点、得失点差などで並び、結局、試合での警告数を加味したポイントで日本が上回った。フェアプレーが評価されたわけである。それゆえに、といおうか後半30分すぎから主将の長谷部選手が投入された後に延々と続いたボール回しを振り返って、複雑な感情を覚えた人も多かったのではないだろうか。
西野監督は主将を通じ、チームに「このままで行く。イエローカードに気をつけること」と指示した、と本紙は伝える。リーグ突破のための巧みな試合運びとの見方の一方、海外メディアからは「競技の放棄だ」と厳しい指摘も上がっているという。サムライブルーやなでしこジャパンの予備軍の目にはどう映ったろうか。
来月3日の相手のベルギーはユニホームの色から「赤い悪魔」の名を持つ。W杯では16年前の日韓協賛大会の折、埼玉スタジアムで対戦した。逆転ゴールを決めた稲本選手の笑顔を覚えている方もいよう。試合は2対2のドローだった。決着をつけねばなるまい。誰からも指弾されぬ戦術でブーイングを封じ込めて欲しい。
2018年6月30日(土)日本経済新聞 春秋
あげ しお-しほ [0] 【上(げ)潮】
こく しょ[1] 【酷暑】
惜敗(読み)セキハイ
[名](スル)競技や試合などで、わずかの差で負けること。「善戦むなしく
惜敗 する」
[補説]「しゃくはい」と読むのは誤り。
みじか‐よ【短夜】
短い夜。夜明けの早い夏の夜。たんや。《季 夏》「―や毛むしの上に露の玉/」
まえ せんでんまへ- [3] 【前宣伝】
薄氷の勝利
読み方:はくひょうのしょうり
埼玉スタジアム2002
埼玉スタジアム2◯◯2(さいたまスタジアム にまるまるに[5])は、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002公園内にあるサッカー専用の競技スタジアム。施設は埼玉県が所有し、埼玉県公園緑地協会が指定管理者として運営管理を行っている。
2002 FIFAワールドカップを日本で開催する為に作られたサッカースタジアムの一つ。日本国内のサッカー専用競技場としては最大となる63,700人を収容できるスタジアムで、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、サッカー日本代表の国際Aマッチなどでも使用されている。こけら落としは2001年10月13日のJ1リーグ戦・浦和レッズvs横浜F・マリノスで、この試合の観客60,553人は当時のJリーグ最多記録となった。
し‐だん【指弾】
[名](スル)つまはじきすること。非難して排斥すること。「世間から指弾される」
毎日、春秋を書き写そうかと思ったが、忙しくてなかなかPCに向かえないな(言い訳)
もはや何のブログかわからんが。笑
サッカーのことは全くわからんが、話題だったし、とりあえずリアルタイムでテレビで観戦していた。最後のパス回しは、確かに観ていて気持ちの良いものではなかった。観ている最中はしらけてしまったし、まさに興ざめといったところだ。
6/25のセネガル戦がめちゃくちゃ興奮して、面白くて(サッカーってこんな面白いんだな!と初めて感じた。普段見ないから)、それと比較すると正直がっかりした部分は大きい。
でも、今回のポーランド戦だけに目を向けてはいけない。
今までの2戦でフェアプレーを行ってきたからこそ、この選択肢も生まれたわけだ。
目標達成のための戦略と捉えることができる、と感じた。
しかし今回、若手もいるけど、選手にアラサーが多くて驚いた。
16年前の日韓協賛大会は学生だったが、サッカー好きの友人達と韓国焼肉店みたいなところで見に行ったなー。当時からそんなに興味はなかったが。。。
なにはともあれ、次戦も頑張って欲しいです。