情報収集が下手なビジネスパーソンにオススメ!『僕らが毎日やっている最強の読み方』
新聞の書籍広告で見かけ気になっていた、池上彰(いけがみ・あきら)、佐藤優(さとう・まさる)が書いた『僕らが毎日やっている最強の読み方』という本を読んだ。
読んだ本
僕らが毎日やっている最強の読み方
新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
電子版発行日: 2016年12月29日 ver.1.0
著者: 池上 彰 / 佐藤 優
発行者: 山縣裕一郎
発行所: 東洋経済新報社
編集担当: 中里有吾
簡単レビュー
ビジネスパーソンで知らない人はいないだろう。
著者は、メディアでも有名なジャーナリストの池上さんと、元外交官でギョロッとした眼光鋭い目つきが印象的な作家の佐藤優さんである。対談形式で、毎日の自分たちの情報収集の手法について教えてくれる。
この二人が毎日行っている情報収集のやり方、すなわち「知識と教養」の身につけ方を実際に媒体名を出しながら、語り合っていく。
まず、すごいのはお二人が抱えている仕事量。
佐藤氏は毎月90本近い執筆の締め切りを抱えているそうだ。池上氏は毎月締切が18回とのことで、大学での授業やテレビ出演等がある中、まさに超人的なお二人だ。
それでいて、二人とも毎日、新聞を10紙以上読み、雑誌に書籍にWEBサイトをチェックし、海外メディアまで目を通す。
ただ、そんな二人の真似をしろ、というわけではない。ビジネスパーソンにオススメの読み方や、メディアの特性、利用の仕方、注意点など、優しく教えてくれるのだ。
ただ、読み終わってみると、内容としては本当に基本に忠実で、地道に努力・勉強を重ねている、といった印象だ。目から鱗!みたいな近道や小手先のテクニック的な手法はない。だが、ポイントを押さえ、簡潔に分かりやすく、情報が溢れる現代社会から「知識と教養」を身につける極意を伝えてくれる。
一番印象的だったのは、この二人がこの歳で、このキャリア・立場で毎日の大量な情報の見極めと収集はもちろん、勉強を欠かしていない、という事実に驚いた。やはり、プロフェッショナルは常に勉強しているんだなあ。
また、お二人は10個歳が違うようだ。2017年現在で池上さんが67歳、佐藤さんが57歳くらいのようだ。年齢やキャリアの違いもあるのだろうが、紙とデジタルツールの使いこなし方は印象的だった。参考になると思うので、この辺りもぜひ注目してほしい。
私は中学校の教科書から、復習してみようかしら。笑
僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
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