厄介な下心とめんつゆとシャネルのコットン。
ホワイトデー、ちょっと憂鬱というのが正直なところ。
正確には面倒だな・・・と。
バレンタインでチョコを貰ったからには、
お返しはやはりしなければと思ってしまう。
何が厄介かというと『茶沢さんは、やっぱり女性のツボや流行を押さえていて、素敵よね♪』と思われたい下心が自分にあることだ。
この薄っぺらい見栄、八方美人根性が面倒さを引き起こす。
こんな下心があると、そう易々とデパートの特設コーナーで
おじさんに混って、大量生産されたクッキーやチョコなんぞ買えやしない。
ちょっとオリジナルティを出したい。
あの中々手に入らない、アレやソレをさりげなく渡したい。
いっその事、気になっていたレストランでごちそうしてあげようか、などとも思う。
ただ、お返しを考えている瞬間はその子の事を考えていた。
これなら喜んでくれるかな〜と、それが一番先に頭に浮んだ。
あの子はイチゴが大好きだから、フリーズドライのイチゴのチョコにした。
なんだ単純な事じゃないか。
値段や見映えやブランドじゃない。
見栄や格好つけじゃない。
自己満かもしれないが、あの子が喜んでくれそうなモノをプレゼントすれば良いんだな。
それが例え、めんつゆでもシャネルのコットンでも喜んでくれればそれでいいじゃないか。
今週のお題「ホワイトデー」